銀座 琳千

銀座にお店を出して、おかげさまで15年を迎えました。

ふるさと山陰の旬の食材を中心に、
米子にあった元料亭の女将が笑顔でおもてなしをしています。

ご来店、心よりお待ちしております。

銀座 琳千 馬場千代氏インタビュー

銀座8丁目にある食事処・スナック「琳千」の女将の馬場千代様(通称:お千代さん)に、ご創業の話から仕事をする上で大切にしていることまで、いろいろとお話を伺いました。

住所 〒104−0061
東京都中央区銀座8-6-20 幸佑ビル 2F
TEL 03-3574-1300
HP https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13039402/
E-mail ※お電話にてご予約承ります
営業時間 18:00~翌3:00(L.O)
定休日:土曜・日曜・祝日 (土日は要予約 昼間も営業可)


銀座 琳千 女将
馬場千代氏へのインタビュー

銀座8丁目にある『銀座 琳千』は、スナックの佇まいでありながら、女将の地元米子から取り寄せた松葉蟹のコースや、のどぐろ煮付けといった料亭料理も、予算に応じて提供する。
・人を笑顔にすること
・人と人をつなげること
・頑張っている人を応援すること
が大好きだとおっしゃる女将の馬場千代さん(通称:お千代さん)にいろんなお話を伺いました。

いつも明るく前向きなお千代さん

◯『琳千』の創業について教えてください。
2003年3月27日銀座8丁目にオープンし、この3月で15周年を迎えました。
昭和58年8月から平成14年2月までは米子の元料亭『日本料理喜作』で女将をしていました。
県内外のお客様方のご接待によくご利用して頂いた地元では名の知れた料亭でしたが、店主で料理人だった夫が亡くなり閉店しました。
1年後、元料亭の板前(煮方)に米子で店を作るから仕事してくれるかなと声を掛けたところ、その前日に旅館への転職を決めてました。

その旅館の店主もまた夫の弟子だったので、
「分かった! 旅館に行きなさい。私は銀座でお店をやるからいいよ!!」
と思わず言い放ったのです。なんでそう言ったのか今もって分かりません。
あまりの唐突な言葉に「女将さん、どうして銀座ですか?」って驚いてました。

元々東京で郷土料理店を作るために昭和62年頃から東京中の店舗下見に来て最終は銀座に決め、それから度々上京して銀座をリサーチしてました。
銀座にお店を開くことができたのは米子で仲良くしていたお店のママの支援のお陰です。
また上京していた折に利用していた銀座のクラブのママのお陰で不動産屋を紹介して頂いたりお客様を連れて来て頂いたりあらゆるサポートして頂きました。

◯『琳千』の名前の由来について教えていただけますか。
お店の名前は姓名判断で付けてもらいました。
「琳」は中国で縁起のいい字で、それに私の名前「千代」の「千」が付いて『琳千』。
初めに聞いた時は、なんだか中華料理屋みたいだなと思ったけど、今はとても気に入っています。

◯どんなお客様がいらしていますか。
会社関係が多いですね。あとは食べログ(蟹コース料理・魚料理)のお客様も多いです。
お店はスナックですが、『松葉蟹コース』をお出しするとびっくりされます。
他のお店では味わえない活きた蟹を来られる直前にボイルしてお出しするので、皆さん喜ばれています。

◯お一人ですべて切り盛りしていらっしゃるのですか。
お店が忙しくなると常連さんにお手伝いして頂きます。
初めてのお客様も、常連さんが生ビールを注いでいる姿を見てすごいなぁと笑ってお店に馴染んで頂いてるようです。

◯お千代さんがお店で大切にしていることはなんでしょうか。
笑顔です。『笑いを売るのが”笑売”なんや!』と、今は亡き落語家の桂小金治さんから教わりました。肝に銘じています。
それと、お客様同士のご縁が出来たらと思います。実際に『琳千』で繋がったお客様同士で、ビジネスが拡がった話もあるんですよ。

人をつなぐという部分では米子の料亭時代から異業種交流会を主催。
当時のメンバーで今お店に来ていただいてる方もいらっしゃいます。
『琳千』の周年と私の誕生祝いパーティーは毎年欠かさず続けており、人の集まる場を作っては人と人とがつながっていくのを楽しんでいます。

◯お千代さんの夢はなんでしょうか。
米子は割烹・料亭・ラウンジで20年、銀座は『琳千』を15年合わせて35年。
そこで培ってきた半端ない体験を今後若い人たちに伝えていきたいです。

それと飲食に限らず頑張っている人達の活躍の場を作って応援していきたいですね。
『1+1=2+α(無限大)』。
どんどん広がるアルファの世界で活躍できる人達を増やしたいです。
たくさんの人のご縁を頂いて『琳千』を続けてこれました。
これからもいっぱい人様に喜んでもらえたらいいですね。

インタビューを終えて
お千代さんの周りには、常連さんはじめ、落語家さんや舞台役者さんといったアーティスト、ビジネスマンに経営者といろんな素敵な方が集まっていらっしゃいます。
『こうすべき、ああすべきという考えは持たないから、色々と続けてこられたのかな』
そうおっしゃる年齢不詳のお千代さんは、若々しくエネルギーに溢れていらっしゃいます。

ここでは紹介できない半端ない体験談を聞きたい方は是非直接お千代さんの元へ。
この度はインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。