※2018年12月29日に閉店しました
グランドピアノのある銀座のカフェを贅沢に貸切。
演奏と美味しい食事で思い出作りを。
銀座には山野楽器本店やヤマハホールがあるように、音楽を嗜む方々が多く集まるエリアです。
また、銀ブラという言葉通り、銀座には、三越、和光、ギンザシックスなど、大人の方々が楽しめるお店がたくさんあります。
そんな優雅な銀座の駅近で、グランドピアノを使って貸切のミニコンサートや発表会、演奏の練習パーティーが出来る、しかも美味しい食事付き。
それは、きっと贅沢な気分を楽しめて、思い出になるはずだと考えました。
グランドピアノが置いている銀座のカフェは当店のほかなく、
ただのピアノ練習場とは違い、温かい雰囲気のおしゃれなカフェでそれが出来るというのが自慢です。
美味しい食事やお酒も楽しめるので、演奏+αのおもてなしを実現できる場としてご利用して頂けたらと願っております。
皆さんの素敵な思い出作りに貢献し、幸せになって欲しいという想いから、この「Café 4丁目の9階」は生まれました。
スタッフ一同、真面目に一生懸命に、ご準備のご相談から、当日の開催まで、お手伝いさせて頂きます。
どうぞ宜しくお願い致します。
くつろぎカフェ研究所株式会社
代表取締役社長 橋本真里
FAX03-6263-2649
住所 | 〒104−0061 東京都中央区銀座4-6-18銀座アクトビル9階 |
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TEL | 03-6263-2649 |
HP | http://kutsurogi-cafe.co.jp/index.html |
※お電話にてご予約承ります | |
営業時間 | カフェ営業時間 定休日:月火 [水~金]12~17時 [土日] 13~18時貸切営業時間 全曜日 7〜22時 |
くつろぎカフェ研究所株式会社
代表取締役社長 橋本真里氏インタビュー
2017年10月に銀座4丁目にオープンした銀座で唯一グランドピアノが置いてあるカフェ『Café 4丁目の9階』。(※2018年12月29日に閉店しました)
オーナーであるくつろぎカフェ研究所株式会社 代表取締役社長 橋本真里様に、カフェオープンの背景から仕事を進める上で大切にしていることまでいろいろとお話をお聞きしました。
◯カフェを始めるきっかけについて教えてください。
弁護士の兄の影響で、大学院卒業後、アルバイトをしながら司法試験の勉強をしていました。カフェで勉強をすることが多く、気付いたらカフェ好きに。家の外に居ながら自分の時間を持つことができ、お茶やご飯ができるだけでなく、くつろげて、勉強も読書もできて、音楽も聞けて、場所によってはイベントまでやっている……カフェ通いを重ねるに連れてカフェの可能性に魅了されていきました。
2016年に受けた司法試験で合格に1点足りず、カフェをやりなさいということだなと思いました。ただお茶をするだけではない、多様性のあるカフェを作りたい。弁護士では一番になれないかもしれないけれど、カフェだったら独自のものが作れるかもしれないと思い立ちました。
調査・リサーチのためのカフェ巡り、修行兼ねカフェでのアルバイトも開始、2017年の1月からは経営者の勉強会にも参加するようになりました。複数の経営者勉強会に所属して、先輩方にいろんなことを教えていただきました。今でも何かあると経営者仲間に悩みを聞いてもらったり、相談させてもらったりしています。
◯お店のコンセプトについて教えていただけますか。
ターゲットを同世代の20歳代後半〜30歳代の女性にしました。普段忙しくお仕事や家事をされている大人の女性の助けになりたいと思い、お茶をするだけではなく多様なイベントができる場所、人が集まる場所を作ろうと考えました。
「ポップだけど上品な空間」を目指し、内装はシンガポールのデザイン会社にお願いしました。椅子もデザインから起こしてもらい壁紙も海外のものを使っています。照明や食器にもこだわりました。またイベントができるカフェということで、店内の雰囲気と調和の取れたマホガニーレッドのグランドピアノを置くことにしました。
細長いビルの構造上グランドピアノの搬入は困難と言われたのですが、どうしても諦めきれず山野楽器さんに相談しました。すると、ピアノ搬入専門業者さんの素晴らしい技術で、解体したグランドピアノを階段で見事に9階まで搬入してくださいました。グランドピアノを搬入できたことで、銀座の駅近に、音楽好きの方々が集まるサロンスペースを実現、特別な思い出作りの場が誕生しました。
◯なぜ銀座に出店されたのですか。
私が岐阜県出身で田舎育ちなので、銀座には特に憧れがありました(笑) センスがよくて、流行に敏感な大人の女性が一番多く集まる街だと思い、銀座を第一希望で物件を探していたところ、今の場所に空きが出たのです。コンペになり、面接を経て私が借りられることになりました。
実は物件探しには悪戦苦闘しまして、他の物件も内見しましたが、ビジネス経験がなかったため断られていました。今のオーナーさんがチャレンジする姿勢を応援してくださるお優しい方で助かりました。
◯お店の名前はやはりこの土地になぞらえてでしょうか。
はい。『Café 4丁目の9階』は銀座4丁目にあるビルの9階ということでつけました。無名のスタートでしたので、まずは名前を覚えてもらいたいと思い、分かりやすい地名を店名にしました。『49 Café』とか『Café 49』とか省略して呼んでいただくこともあります。
◯どんな方のご利用が多いのでしょうか。
当初計画ではカフェ営業がメインでしたが、開店して2ヶ月程でイベントスペースとしての需要が高いことに気付き、路線変更をしました。平日の夜には練習会を1〜2時間やって、その後懇親会という流れの社会人音楽サークルの練習パーティーが多いです。他にも音大の同窓会やセミナー等に使われています。
それからご覧の通り、犬のぬいぐるみが沢山置いてあるので口コミで犬好きのお客様にも来ていただいています。元々私が犬好きなのです。ただ飲食店なので本物は置けずぬいぐるみを置き始めたのですが、気がつけばこんなに増えてしまいました(笑)
◯お店の強みはなんでしょうか。
お客様のご要望をきめ細かくお聞きして対応できることです。席順も基本パターンをいくつか決めてありますが、ご要望に合わせていかようにもレイアウト変更可能です。どうしたら喜んでいただけるか私なりに考えて、お客様のムービーを作成したり、同窓会の貸切の場合は、その方々の地元のお酒をご用意したりと、サプライズを企画したこともあります。
2018年3月からは、開店当初からこだわりを持っていたお味噌汁に加えパーティー料理にも力を入れています。以前はアルバイト勤務のスタッフでも出せるような簡単なものを用意していましたが、お客様はお料理の質も求めていらっしゃるということに気付き、ヨーロッパでも活躍したプロの料理人に来ていただきました。やはりお料理が美味しいとリピートにつながります。
◯橋本社長が仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか。
全ての方に対する「誠実さ」です。例えば、出会った経営者の方が、お店をイベントで使ってくださることがあるのですが、銀座で頑張る私を応援したいという意味合いも込めてご利用して頂くこともありまして、そういうありがたいお心遣いにきちんと誠実でありたいと思います。
またお客様とは心に残るコミュニケーションで絆作りができるようにと日々試行錯誤しています。お店の都合としては形式的なことをする方が楽ですが、それぞれのお客様に合わせてコーディネートした方が喜んでいただけるので、特別なおもてなしを常に意識しています。
従業員に対しても誠実な対応を心掛けています。経験の浅さから指示系統がうまく機能しなかったり、チームとして同じ目標に向くためのコミュニケーションに難しさを感じたりもしますが、都度どうしたらより良くなるかを考えて改善しています。
◯橋本社長にとって銀座はどのような街ですか。
皆さんしっかりされていて街に対して誇りを持っているため、ゴミは一つも落ちてないですし、いつも綺麗なところが好きです。お店の人とはすぐに顔見知りになりますし、銀座で経営をしている者同士はすぐに仲良くなり協力しあうところがあります。意外と温かく庶民的なところが大好きです。そういう環境で働けて幸せだなぁと実感しています。銀座で長くお店を続けたいと思います。
インタビューを終えて
中川翔子さんと倉木麻衣さんに似ている可愛らしい橋本社長。可愛らしさの裏には銀座でやっていく覚悟を決めた芯の強さが見え隠れしていらっしゃいました。マニュアルから外れたことは良かれと思ってもできなかった修行のためのカフェバイト時代とは違い、今はお客様にとって良いと思うことは何でも自分の好きなようにできることが楽しいとおっしゃっていた姿が印象的です。この度はインタビューにご協力いただきありがとうござました。
社長自らお描きになったイラストと共にお店のストーリーが掲載されています。
http://kutsurogi-cafe.co.jp/story.html
店舗に行くと、続編も冊子になって置いてありますよ♪